AI使うなら今しかない!「CG合成発表会」は楽しさ・可笑しさ・ド真剣さの3本柱でした♪

2月18日(日)企画段階から疑惑だらけ?
奇想天外なミニ発表会、その名も「CG合成発表会」を無事、成功させました♪

今発表会のキーワードは「CG」「AI」。
今回を通じて伝えたいのは、「AIが発達していても最終選択はニンゲン」「AIで遊ぶなら残り半年」です。

会場はヤマハミュージック郡山店↓

ヤマハミュージック郡山店

もう何十回も発表会やイベントをやってきた、長いお付き合いの私の「仕事場」です♪

まず、カラーカーテンを張って背景を一色にまとめ、クロマキー合成を使って演奏の「画」を抜きます。

…でも、それって、Wi-Fi環境のあるピアノ教室のレッスン室で、気軽に出来ると思うのです。何なら会場費もかからないし、配信チェックも常時できるし。(事前チェックが大変なのさ!)…いや、私は「ココ」じゃないと満足、ワクワクしないっ!!

その理由は…↓

グランドピアノ

フルコンサートサイズのグランドピアノじゃないと!!フルコンならではの出音の迫力や繊細さもさることながら、この「横の長さ」がCG合成に必要だと私は思います。

機材

約3年前、コロナ禍の発表会の配信で活躍した「相棒」たち。機材の使い方を完全に忘れていた私(笑)。なので、今回の本番のために予行演習を何時間も重ね、「次回」に困らないようにマニュアルを作りましたよ。

講師

先生方は今回、「裏方」に。本当は3人で弾きたかったが発表会の成功を最優先に。やはり、「生配信」とは不測との戦いになるので、専念せざるを得ません。

演奏する生徒さんとしては、
①客がいない
→サロンが狭いのと配信器材や配線が床を這っているため
②弾き終えたらすぐ退室
という、いつもとは違う規則で行ったのですが、「張り詰めた緊張の中で一発勝負に打ち勝つ」という発表会本来の魅力はしっかり保たれていました。

その証拠に普段のレッスンでは騒ぎがちな生徒さん達も↓

生徒さん達

期待と不安がちょうど半々。それはつまり、「ワクワク」と「ドキドキ」。ウチの教室のミニ発表会は「任意参加」にしています。だからこの「無観客」により、「だったら出演する!」という生徒さんもいたのでたまにはイイですよね。

生徒さん達②

そうなんだよ、終わらないとドキドキが止まらないんだよ♪

CG合成発表会のメインは「生徒一人ひとりに合わせてオリジナルCG背景を準備」したこと

まず、生徒さん一人ひとりにCG背景リクエストを書かせました↓

CG背景リクエスト

それを私が文章にまとめ、英文に翻訳してから、「AIで動画を作るサービス」を利用して各自のCG背景、しかも「動画」を作りました。私が選んだ作成サービスがアメリカの会社だったので、英文にする必要がありました。後でも綴りますが、本来はココでの英文化こそがCG作成の「肝」になりますが、私はあえて素人丸出しで翻訳して臨みました。

実際に配信された映像をキャプチャしてみました↓

実際に配信された映像

演奏者名、演奏曲名に続き、「CGリクエストワード」を表示してみました。これにより、次に映し出されるCG背景を具体的に予想できます。

ちなみにこのリクエストは↓

エリーゼのために

こんな合成になりました。
…どうですか?私がピアノのサイズをフルコンにこだわる理由、伝わりますか?「ピアノの長さ」があってCG背景が活きると思います。後足をフレームアウトさせて景色を保つのがベスト。蓋は「半開」のほうが背景を大きく表示できますが、今回は「音」を優先しました。正直、悩んだんだよねぇ…。

カメラは2台設置して、近距離用も準備しました↓

演奏風景

本人たちのアップもさることながら、リクエスト背景もハッキリ見えます。ママ、やや手が震えながらも堂々とした素敵な演奏でした♪最高の記念になりましたねっ!

「発表会開演のオープニングどうしようか?」

そこでも「AI」による作成、「いたずら」といっても過言ではない作品を狙ってみました。「一枚の画像を動画にする」という荒業を利用しました。

我々3人が連弾している写真↓

3人の連弾

プロに撮ってもらった写真を使って私はAIに「西暦3000年のピアノ演奏」と超粗くリクエストをして動画を作成させました。

そこで出来たサムネイルが↓

3人で連弾サムネイル

サイボーグ化が過ぎてね!?しかもコレは「動画」なので面白い動きをするのです。この「強烈な掴み」によってCG合成発表会は始まりました♪

「たった数ヶ月先でさえAIは猛烈な進化を遂げる」「遊び心で触れられるのもあと少しししかない」

リアルに、しかも簡単に作り出せる世の中になれば、ワクワクなんかしません。今回は滑り込みセーフで実現できたと思います。
最後に、今回のCG合成発表会を5分にまとめた動画を、YouTubeに投稿しました。

「西暦3000年の我々」で始まりますよ↓

参加してくれた生徒さん、愉快な発表会をありがとうございましたっ☆