ガンにならないために予防したい方も、ぜひ一度ご覧ください。
著者 渡辺武雄
NHE(自然治癒力)の会 代表
ナチュラルヒーリングエナジー
【プロフィール】
1945年2月生まれ
出生地 福島県本宮市
故安保徹先生に師事し、免疫学を学ぶ。
2008年に「自然治癒力の会」を立ち上げる。
8. 「万能パット」の考案と効力
9. 自分の身体は自分で守る
ガンは将来2人に1人が罹(かか)り、3人に1人が死亡するとされる恐ろしい病気だと思われております。しかし、そうした恐ろしいガン発症の原因を、世界的な免疫学博士で新潟大学名誉教授だった故安保徹先生による「白血球の自立神経支配の法則」の解明以降、ガンは不治の病ではなくなりました。
安保先生にはかつて福島県郡山市で2度、「病気にならない生き方」の演題で講演をいただきました。この中で、安保先生は「ガンの原因は体温の低下に伴いミトコンドリアの働きが悪くなり、そのため先祖細胞である解糖系細胞の分裂の抑制が効かなくなり、解糖系細胞の分裂した細胞がガンである」と力説していました。「体を温め、体温を正常に戻すことでガンは治る」とも述べていましたが、まさしくその通りでした。
ここで「万能パット」について説明します。ガンを撃退するのには体を温めることがいかに大切であるか。これにヒントを得て考案したのがホルミシス効果のあるラジウム石の万能パットです。
ガンの局部に直接当てることで血流が促がされ、体温が上がります。これにより胃ガン、大腸ガン、肺ガン、膵臓ガン、その他の病を克服された人はたくさんいます。
安保先生の専門領域だった免疫学は、現在、そして将来も病から人々を救う「救世主」であることは間違いないと確信します。
「医療の時代」と呼称される現代。医療の目覚ましい進歩とともに、なぜか病人は増える一方。発ガン率は高くなり、それに伴って高額な治療も多く、その割にはガンなどの病気は治らない。
しかも、わが国の医療費は年々増加して42兆円にも膨らんでいます。わが国そのものが「病」に侵されているのではないかと危惧するひとりです。
病気とは「気が病む」ことです。気すなわち心。心が病むから病気になる。その原理や仕組みを知れば、病気は予防できます。例え、発病をしても自然に自分で治すことができます。
そこで東洋医学、西洋医学の対処療法はもとより、様々な角度から病気の原因を考え、日常生活の中から免疫力が上がる方法を実践することを提案します。その上で私どもは病気の原因を取り除き、皆さまが精神的にも健やかな日々を送れるよう、お役に立ちたいと願っています。
ガン治療と言えば、手術や放射線治療、それに抗ガン剤を投与する治療法が挙げられます。しかし、どれを取っても体に負担を掛け、その上に命の綱である免疫機能を低下させてしまいます。これらの治療法では、治るものまで治り難くしてしまっているのが現状です。それこそ「三悪療法」かもしれません。
これまでガンと言う病気は死亡率が高く、不治の病と思われてきました。ところがガンはそのような病気ではなく、発症のメカニズムが違うだけで病気の発症源は他の病気となんら変わりません。
はじめに申し上げた通り、度重なるストレスにより、体温の低下でミトコンドリア細胞の抑えが効かなくなっているのです。ですから私たちの先祖細胞である解糖系細胞が分裂したものをガン細胞と言っているわけです。例えば、万能パットで血流を促してストレスを緩和することで、末期患者でさえも自然に治った事例があります。
医学界、とりわけ多くの医師は、ガンなどの不治の病をいったん患うと決まって再発するものと考えている節があります。それ故に再発を防ぐためと称し、患者に抗ガン剤の投与を勧めます。
しかし、免疫力の低下で発症しているガンを、さらに免疫力を下げる治療を施せば自然治癒力は低下し、まさしく病人への一途をたどり、そして死に至らしめます。これはくれぐれも要注意です。
ガンがこれら3大治療法で治らないのは、免疫力の低下で発症しているのにも関わらず、病に追い打ちを掛けているようなものです。加えて免疫力を下げる間違った治療をすれば、当然ガンは悪化して不治の病となってしまいます。それが今の治療であり、まさに最先端と称して紹介されている現代医療です。実に恐ろしいと思いませんか。
ガンは切らずに治せるという話をよく耳にしますが、確かに手術には相当の負担がかかります。切らずに治したほうが良いのに越したことはありませんが、それでは陽子線治療とか放射線治療はどうなのか。大金をかけてそれで治療をしても完治するとは限りません。一時的にガンが消えただけです。
私の知り合いの方で何人か陽子線治療を受けた人がいますが、ほとんどの方が亡くなっています。それこそ一番酷いと思ったのは、脳腫瘍(しゅよう)のために頭に9カ所穴を空け、1カ所50万円で計450万円を支払ったと言うある女性に会いましたが、女性は私がお会いした2日後に亡くなりました。
何とも情けなく、とても医療界の良識ある方々の行為とは思えません。これでは昔の追い剥ぎのようなものです。「医は仁術」であることはすでに喪失してしまったのでしょうか。
これらは今の医療業界そのものを物語っているような気がします。病気を何とか克服して生きたいとの思いで来院した患者さんに命に関わる治療をお金のために平気で治療を施すことは大きな問題でもあります。
健康で命を永らえるための治療であるはずが、皮肉にも治療のために命を落とす。残念ながら人の命より利益優先の医療がまかり通っているのが現代医療です。
患者自らが病の知識があればこの様な選択をすることは論をまたないでしょうが、いかんせんほとんどの人は医療に関する一般的な知識もなく医者任せです。それこそ選択の余地がありません。
自分で病の知識があればこのような医療の「餌食」になることはありませんし、命を落とすこともありません。まずは自分の命は自ら守ることが健康長寿の秘訣です。
ガンは早期に見つけ、小さなうちに取り除けば治ると思う人が大半ではないでしょうか。そこで医療界、厚労省などが定期健康診断を奨励し、ガンを早期に見つけ早期治療を施すというパターンが多いわけです。
こうした点で注視すべきは、自然に治るものまで余計な治療を施してガン患者を増やすことです。こうした現状こそが悲しいかな、圧倒的に主流を占めています。このような医療行政を続けてゆけば、一方では近い将来にわが国の健康保険制度が破綻することは目に見えております。
健康保険や介護保険の支払額が高くなり、給与所得者の負担は増すばかりです。誰もが認める病気の早期発見・早期治療には大きな落とし穴があることも心しなといけません。早期発見・早期治療は確かに良い面もあります。しかし、現在のようにガンを根治できない現代医療では、自然に治るガンまで見つけ出し、患者に不安を与えるなどして「最悪のガン」にしてしまっているケースが多くあると考えます。
要するに、ガン検診を受けて見つからなければ健康な人も、そこに止まらずに「要精査」という厄介な曲者が介在します。要精査の連絡が届いただけで、多くの方は「まさか自分がガンになるとは…」と思い悩み、このことから精神は穏やかならず、ストレスも極限に達します。
するとどうなるか。免疫医療の権威・故安保先生でさえも、毎年ガン検診を受けていたそうですが、ある時に要精査の通知が届きました。「いよいよ私もガンになったのか」と思ったら、途端にご飯が喉を通らなくなり、再検査までの3週間で体重が8㌔も落ちたそうです。
いよいよ再検査の日。担当医から「ずいぶん胃は荒れていますが、ガンはなさそうですね」と言われた途端、我に返り、お腹が空いてカツ丼をお代わりして帰ってきたそうです。
ガン検診は、少しでも疑いのある人を20倍ぐらいにも増やして要精査にするという業界の裏話を聞いたことがあります。通知が舞い込んだだけで、2〜3割ほどの人は“実際のガン”になる可能性もあるようです。
ガンは特別な病気ではありません。それなのにガンに対する恐怖心があまりにも先行してしまいます。検診を受けなければ何でもないものを、ガン検診を受けて要精査の通知が届いたために実際にガンになった人も少なからずいるようです。自らの健康は、やはり自ら学んで実行し、体感してから初めて自分のものになるのです。
金銭に傾いた医療の罠にはまらないためには、これらのことを常に考えながら体の手当てをすることが大切であり、同時に他人に負担を掛けない生き方も大事です。
「薬に殺されない47の心得と、医療に殺されない47の心得」で知られる医師近藤誠先生は「ガンモドキは治るが、本物のガンは治りっこない」と述べています。実はほとんどの医者も同じような思いでガンの診療に当たっているのではないかと思います。
同じガンでも、人によって良性もあれば悪性もあります。それは個々人の免疫力の違いです。だからこそ、自然治癒力と免疫力をまず学んでほしいと思います。
免疫力というのは自らの体を修復する力のことです。良性はガンモドキ、最悪性はスキルス性と言っています。
かつて元フジテレビのアナウンサー逸見政孝さんがスキルス胃ガンを告白し、手術を受けて3カ月にも満たないうちに帰らぬ人になりました。記憶にある方もいらっしゃると思います。私の知人で同じスキルス性胃ガンを完治させた女性がいます。
どの様なガンでも免疫力の低下で発症していますが、免疫力を高めれば自然に元に戻るし、完治することができるのです。ガンモドキ程度のガンは出来たり消えたりしています。ところがスキルス性になると、手術の必要はありませんが、一定の加療を必要とする人もいます。
スキルス性胃ガンを克服したある女性(郡山市)は、発症時70歳でした。丸顔で年齢よりも若く見える人でしたが、ある日、量販店の駐車場でお会いした時は別人の様でした。入院治療していたのがすぐに分かりましたので、開口一番に「手術したのですか」とお聞きしたところ、胃潰瘍で手術をしたとの返事でした。
私はとっさにちょっとおかしいなと思い、持っていた薬を見せてもらいました。その中には抗ガン剤が入っており、私は相手に「(病気は)胃潰瘍ではなく、胃ガンですよ」と正直に申したところ、当人は平然と「何でもそうではないかと思っていた」と答えました。私はなぜ自分でそう思うようになったのかをお聞きしたところ、その女性は「子どもたちが来ると必ずみんな泣くからそう思っていました」。私はその女性にホルミシス効果のある万能マットのことを話して、手術した体の局部に常に当てて置くよう、そして抗ガン剤は絶対に使用せずにまずは体を温めることを伝えました。
朝夕、ぬるま湯でゆったりと入浴すれば必ず治るとも話しました。その後、何度か電話で話しましたが、「体調が良くなった」と喜んでおり、術後1年8カ月後に再び検診を受けた際に担当医師から「あの逸見さんと同じ病気だったのに、何で治ったのか」と不思議がられたと本人は大変喜んでおりました。
なぜスキルス性胃ガンから快方へと向かったのか。同じ手術を受けても、各自の免疫力の違いが明暗を分けたと言ってもよいでしょう。万能マットは血流を良くし、免疫力を上げて自己修復能力を高める。そのことでスキルス胃ガンの病気から完治できたと考えています。
それこそ「三悪療法」の投薬や手術が中心の治療は、その弊害から命を落とす確率が高くなると言っても過言ではありません。そうした中に高度医療、高額治療が大手を振るっていますが、一時的にガン細胞を消したからと言って完治したわけではありませんので、必ず再発をして死に至るのは過剰な治療の弊害であります。
ガンは一度患うと治らない。ともかく治り難い病であることが皆さんの心に植え付けられ、多くの人から恐れられているのが現実です。ではなぜ治りにくいのかを申し上げます。
一つは、現代医学はガンになる原因をほとんど把握していない。もしくは敢えて避けて通っているのかもしれません。それらが最大の原因です。ガンの原因は前にも説明した通り、解糖系細胞の分裂した細胞のことです。これをガンと称していると指摘しました。
故安保先生の著書「免疫革命」を読むとよくわかります。それによると、「体を温め、血流を良くして免疫力を上げることでガンは自然に治る」とアドバイスしています。
二つ目は、概ね医者はガンを切除する方法を勧め、このため患者は手術することを選択せざるを得なくなります。ところがガンという病気自体が免疫力の低下から発症しています。ですから、手術は単なる局部だけの対処治療になるわけです。
まして体に負担のかかる手術で患部を取り除く必要はありません。それこそ体を温めて免疫力を高めることで、体が回復して完治することになります。
三つ目は、抗ガン剤の副作用です。抗ガン剤は免疫力を抑制します。免疫力の低下で発症しているガンを活発化させるようなものです。免疫力の低下でどうなるか。手術などでガンが一時は消えたようでも、実際は体の免疫力がさらに下り、再発する道を辿ることになります。
放射線治療も抗ガン剤投与と同じく体に負担を掛けます。マイナス面の多い治療と言わざると得ないでしょう。原爆や原発事故などによる放射線を浴びたためにガンになると指摘されます。そうしたガンを一時的に取り除いたとしても、何度も言うように体の免疫力が下がり、ガンの再発となります。
放射線治療を受けた人の話をよく聞きますが、私の周囲でも完治したという人にまだ会ったことがありません。むしろ術後に亡くなる人の話はよく聞きます。
ガンになってしまうともう助からない。それこそ死のイメージを想起し、大変恐ろしい病気と思われています。これについても何度も言いますが、体を温めて血流を良くし、体温を36.5度前後の正常に戻すことで他の病気と同じく完治することが可能です。治り難く、死亡率を高くしているのは、ガンの本当の原因を無視した現代医療の傲慢さ、怠慢としか思えません。
病気とは気が病むとも読みます。気は心でもあり、心が病むから病気を招くということにつながります。心が病むということは心配事が続くこと。現代社会で心配事によるストレスは溢れかえっているのではないでしょうか。
こうしたストレスが続くことで自立神経のバランスが崩れて交感神経の緊張が高まり、交感神経支配の免疫細胞である顆粒球が増え過ぎる。それらは行き場がなくなり、胃に押しかけると胃潰瘍に、腸に向かえば潰瘍性大腸炎、痔、歯槽膿漏などへと広がります。さらに長時間続くことで体温が下がり、血糖値は上がり、免疫機能のさらなる低下によりガンの発症という最悪の事態を迎えます。
こういう状態の時は当然体調が良くありません。病院へ行けば精密検査を受けるように勧められます。そこで二つ返事で同意すれば、「本当に早いうちにガンが見つかって良かったですね」となる訳です。
検査を受けなければ自然に治るものを、不安を助長して真性のガンになっているケースも相当数あるのではないかと思います。要するに病気を招く心とは「ストレスの多い生き方」です。それは「自我の心」であり、ネガティブな生き方です。「病気を治す心」とは、ポジティブに生きることです。何事にも良い方向に捉えることでもあります。
例えばガンを発症しても、「むしろガンになったお陰で今まで何とも思っていなかった健康のありがたさが初めてわかった」と捉えることです。最初は難しいかもしれませんが、感謝の心でガンを受け入れることのできるような心の持ち方も大切になります。このような人はガンにもなり難いし、例えなったとしても自然に治る方向に進みます。
体は「心の入れ物」と言ってもよいと思います。心が健康であれば、当然に体も健康体であることに結びつきます。それは心をしっかりと清く正しく保つことで病気にはなりにくくなります。これが心体同一となり、心も豊かになり福運もつきます。
余談ですが、福運を招くと、お金にも不自由することなく周りがすべて良くなります。心と体の結びつきは、ある意味で行き詰まった現代医学、西洋医学では解明できるものではありません。
ストレスがガン発病の大きな要因となることを申し上げましたが、先ごろある経済新聞のビジネスオンラインに「OECD保健統計2018」の結果に基づく記事が出ていました。
それは〈「私は健康」3割だけ 寿命を縮める残念な職場〉の見出しが躍っていました。記事の内容をかいつまんで紹介すれば、「ストレスが心と体を蝕む」というものでした。
今や日本の職場は過度のストレスに支配されている現状です。労働環境の過酷さ、世界有数の「長時間労働大国」において、ガンをはじめ、脳梗塞、脳溢血、腎不全などなどたくさんの病気を呼び込む要因を作っています。
温泉とは、地下水が地中深くのマグマに熱せられて地表に噴出したものを言います。マグマは地球の中心部で現在も煮えたぎっており地表に噴出すると火山噴火と言われます。火の国・日本には、温泉は至るところ実にたくさんあります。
昔は各地の温泉地に湯治場がありました。農作業などの仕事が終わると、疲れた心と体を癒すために自炊しながら温泉の湯治場に長く逗留して、心身をリフレッシュし、新たな年を迎える準備をしたものです。現代人は何かにつけてよく病院通いをしていますが、その当時は病院通いする人をあまり見かけたことはありませんでした。
もっとも近くに医者がいなかったせいもあります。ですから薬などを常用している人はほとんどおりませんでした。今のようにガンを患っている人を多く見聞きしたこともなく、滅多にいなかったような気がします。
温泉は家庭のお風呂と違って水道水の塩素は含まれていません。ミネラルをはじめ体に良い成分がたくさん含まれており、さらにマグマの働きによるラジウム成分も含んでいます。そのために体が芯から温まり、血流の回復で体調はリフレッシュして元気を取り戻せるのです。温泉湯治はもちろんガンになった体を癒し、このことで心身が回復することは間違いありません。
温泉湯治は、高価な観光温泉のように1泊2日で何万円も支払って飲み、食べ放題のような贅沢ざんまいに過ごすことではありません。質素、倹約という日本人本来の美徳心に立ち返るための一種の道場として、湯治を通して今までの生き方を見直し、心身ともに本物の健康を取り戻す場であると考えます。
ガンが治ると評判の秋田県玉川温泉があります。私も何度も足を運んで滞在しました。玉川温泉はラジウムやラドンを含む薬石「北投石」で知られていますが、そのことを調べたところ、天然のラジウム石であることがわかりました。古い火山帯にはラジウムを豊富に含んだ石のあることも知りました。
ラジウムは微量の放射線を常に発しています。あの玉川温泉の岩盤浴でなぜガンが良くなるのか。さらに微量の放射線は太陽から放射される紫外線と同じ効力があること、そのラジウム石を体に当てることで血流が促され、体が温まって体温が上昇することもわかりました。
私が考案した今回の万能パットをガン患者に試してもらい、体が改善することがわかりました。病気に悩まれている多くの人に確信を持ってお勧めしたいし、同時にこれまでにも多くの人たちからの体験談もあります。
万能パットの効用はほかにも、肩凝り改善、腰痛、膝の痛みなども改善しますし、私はこのパットを常に胸ポケットに入れて出歩いており、入浴以外は睡眠の時でも体から離したことがありません。そのため、カゼもひかないし、もう15年も医療のお世話になったことがありません。その意味では、1人でも多くの人に使って頂き、少しでもわが国の膨大な医療費の削減につながればありがたいことです。
自分の体調は自分が一番よくわかります。朝起きた時に壮快であれば、一日を爽やかに過ごせます。反対に朝起きて体調が優れないと、一日不快で仕事も思うように行きません。このことからよく、何らかの薬などを服用する人も多いですね。
私事になりますが、古希をすぎ、現在73歳になりました。夜は11時ごろに就寝し、朝は5時から6時ごろには起きて拙宅から約4㌔の道のりを早足で歩き、たくさん汗をかき、朝風呂に浸かるという毎日を過ごしています。すると、一日がとても爽やかで、元気に365日、一日も休むことなく会社に出社しています。
先ほども述べましたが、15年間医療のお世話になったことがありません。当然、定期健康診断も受けたことがないし、薬も一切服用することはありません。
本当の健康こそ自分で学び、実行し、そこから体感を通してはじめて自分のものになるのではないでしょうか。
医療に頼ることが一番安全でより良い選択のように思われがちですが、もう一度冷静になって考えてほしいのです。現代医療は病気をむしろつくってしまっている今日でもあります。これでは正反対でアベコベです。
血圧の数値一つ取っても、130以上ともなれば高血圧となってしまいます。もともとは180以上が高血圧とされていました。これはなんの根拠があってそうしたのでしょうか。基準値の変わった経緯を知ると、はっきり申し上げて患者を増やすための行為としか思えません。
もしかして医療の都合で数値を結果50も下げて、壮年だけでなく、若年層までに降圧剤を処方しているとしか思えません。
そのために正常な血流でなく、体調の悪化を招く人たちがあまりにも多いのには驚くばかりです。そして医療費がますます増大する。それは仁術から離れた現代の医療と言っても過言ではありません。
尊い命に携わる医療も、これでは真逆そのものです。しかし、多くの人は今の医療を信じきっています。その医療は大量の薬品を投与し、そこから病人を増やしているようなものです。皆保険制度に乗っかり、結果として病人を食い物しているため、医療費はうなぎ上りで天井知らずの今日です。
まだ介護の世話になっているわけでもなく、所得から介護保険料として差し引かれる。医療費はますます増え、病人や弱者を救済するどころか、こんな状況では新たな社会的弱者を生み出しているようなものです。
ガンの原因は、遺伝とか、タバコを吸うことでなるとか、ピロリ菌によるものとか、塩分の取り過ぎなどといろいろ言われますが、安保先生は「ガンの本当の原因は低体温、低酸素、高血糖により発症している」と明らかにしています。
「クスリを飲む習性は野生動物にはない。その習性は人類の最大欠陥である」と、オックスフォード大学医学部教授のW・オスラー博士は述べています。同じことを古代ギリシアの医聖ヒポクラテスも述べているようです。この偉人たちの一言がすべてを物語っています。
本当の健康と言うのは、自分で学んで実行してみて体感できる。そこで初めて自分のものになると思います。
ガン治療は手術・放射線・抗ガン剤と3大治療法がありますが、医師は家族がガンになった場合にまず抗ガン剤は処方しません。この話はよく聞く話です。
何故か。それは抗ガン剤が免疫抑制剤であるためにガンがなくなったように見えても、免疫力がさらに低下してしまいには助からなくなってしまうことが医師はわかっているからです。
こんな話も聞きます。検診によるガンの早期発見と謳(うた)われてきたものの、逆に抗ガン剤投与による死亡率は高まっている。イギリス、アメリカなどは抗ガン剤の使用頻度は下がっている。ある国の王室、特権階級と言われる人たちは、まして抗がん剤などは一切使用しないですし、定期検診などもしないとの話もあります。
ともかくガンは免疫力の低下から発症するわけですから、免疫力をあげることで自然に治癒できることをまず学んでほしいと思います。医師の診断が必ず正しいとは限りません。
自然治癒力とは、生まれながらにして自分の体に備わったもので、病気やケガをした際、体が修復して元に戻ることです。辞書によれば、「生体が疾病に罹患(りかん)しても、その程度がある程度以下ならば、特別な医療が施されなくても健康状態に回復することのできる力をいう」とあります。
免疫力は、体内で発生したガン細胞や体外から侵入した細菌、ウイルスなどを常に監視し撃退する。いわば「自己防衛システム」のようなものです。
人間を含めた動物には、このように自然治癒力が備わっており、ちょっとしたケガなどをしても自然に治るよう体の仕組みができています。健康な人でもガン細胞は毎日5000〜6000個はできていると言われます。心身ともに健康体を維持すれば、ガンは発症しません。健康であればガンの発症を抑えられるし、打ち勝ちます。
自然治癒力をコントロールしているのは免疫力です。免疫力が高ければ、体の修復力も当然高く、ガンなどは発症しません。ところがストレスが多く、生活が不規則で食べ物が偏る傾向の現代人は違います。
近い将来、2人に1人がガンを発症し、このうち3人に1人がガンで死亡すると予測されています。もし、今のままならその通りの予測になるのでしょう。
病気を招く心と病気を治す心についても述べましたが、病気になる原因が自分で理解できるようになれば病気を招くことはなくなります。
万一、病気になったとしても自分の心持ちで治すこともできると思います。心と体の仕組みについては現代医学では解明されていないことがまだまだたくさんあります。
健康については自身の自律神経のバランスを保つことが大切です。自律神経のバランスはイコール心のバランスです。
故安保先生が提唱した画期的な免疫学の「安保理論」。これは白血球の自律神経支配の法則ですが、健康な人は白血球のバランスが「マクロファージ5%」「リンパ球35〜40%」「顆粒球55〜60%」の範囲内にあります。ところが、ストレスの多い生き方の人は概ね顆粒球が60%を超えています。
まさに凶暴な集団が悪さを働くような状態で、胃や腸、粘膜にこの集団が押しかけて暴れ回ります。この結果、瀕死の重症を負い、例えばガンが悪化して命を落とすケースもあるでしょう。
それでも末期症状のガンから健康を取り戻した人も数多くいます。
何かにつけ、医療に頼ることが一番の選択肢のように思われますが、そうではありません。残念ながら、かえすがえす今の医療の多くはむしろ病気を作ってしまっているのです。もちろんそうではない医療関係者もマイノリティーではありますが、実際おられます。
私はこのような医療関係者、医療従事者、いわゆる医者が増えれば、日本の明るい未来が開けると思います。
ただ、残念ながら現実問題もあり、「医は仁術なり」の精神が彼方に行って(逝って)しまった感があります。とても残念な思いです。
そんな思いを抱きながら、湯治温泉・湯野上ホテル「心ノ癒(しんのゆ)」(福島県南会津郡下郷町)を立ち上げました。皆さまの心身の健康、病気回復に微力ですが奉仕してゆきたいと考えています。
僭越ですが、「人を助けたい」とする私の信念と夢は、天に通じているものと思っております。
人生も終盤にさしかかった私ですが、こうした活動を通じて、多くの皆さんの心身の健康に寄与してゆきたいと願う所存です。
長文にお付き合いくださりありがとうございました。
あらためて、皆様のご健康を心よりお祈りいたします。
2018年9月吉日