佐藤店長が行く!白夜とサンタの国「フィンランド」~北欧の老舗タイヤメーカー「ノキアンタイヤ本社」訪問レポート~
今年で日本との外交100周年を迎えるフィンランド。フィンランドといえばムーミンやサンタクロースなどをイメージしますが、日本では北欧ブームが続いており、人気の雑貨・家具・ファブリックなど多くの商品が日本に輸入されています。一方で自動車に欠かせないタイヤの分野でも、2017年より北欧最大のタイヤメーカー「ノキアンタイヤ」が日本市場に参入しました。
タイヤ倶楽部 郡山で去年より取扱い始めて以来、人気上昇中なのがノキアンスタッドレスタイヤ。昨年度は国内での販売数が全国1位となったことが表彰され、なんと!北欧はフィンランドのノキアンタイヤ本社に招待されました!今回は、佐藤店長が見たノキアンタイヤ本社、工場、壮大なテストコース、フィンランドの様子について紹介します。
東京で開催された表彰式でノキアンタイヤのアンバサダーとして活動している元F1王者のミカ・ハッキネンとのツーショット撮影↓
ノキアンタイヤの歴史は古く、世界で最初にスタッドレスタイヤを作ったメーカーです。今なお80年以上、スタッドレスタイヤを作り続けています。
ノキアンタイヤ会社紹介ムービー↓
いざフィンランドへ!
[訪問日:2019年2月下旬]
日本からフィンランドまでは約10時間のフライト。首都ヘルシンキ到着時は雪も無く、郡山と変わらない位の気温でした。ヘルシンキにはフィンランドデザインのおしゃれなショップやカフェがたくさんあります。国土の3分の1は北極圏ですが、ヘルシンキは暖流の影響もあり比較的穏やかな気候です。
首都ヘルシンキの街並み↓
その日はフィンランド湾をはさんで向かい側の国「エストニア」に宿泊。
エストニア旧市街はとても綺麗な街並みです↓
こちらは旧市庁舎。雰囲気がありますね。
エストニアの夜を楽しんだ次の日は、フィンランドに戻り、いよいよノキアンタイヤ本社へ。
ノキアンタイヤ本社到着
下の写真の一番左側のタイヤが1934年(昭和9年)に世界で最初に作られたスタッドレスタイヤです。
工場見学
最新鋭の設備を兼ね備えた工場ではロボットが材料を運び、機械がタイヤを製造。製品管理がしっかりされていて、走行の安全性にこだわるタイヤ作りを見学できました。100%ヨーロッパ生産の信頼性は高いですね。
製作現場の様子はこちら↓
翌日にはノキアンタイヤのテストコースを見学するためにフィンランドでも北極圏に位置するイヴァロへ。1時間半ぐらいのフライトです。
テストコース「ホワイトヘル(白い地獄)」
こちらが広大なテストコース。その名も「ホワイトヘル(白い地獄)」!!北極圏だけあって雪深く、見渡す限り周囲には森林しかありません。
ゲートの氷柱も牙をむいているようですね。ワクワクします!
ここには凍結した湖の上など、東京ドーム140個分の面積に30種類を超えるテストコースがあります。
ホワイトヘル紹介ムービーはこちら↓
ドキドキ!いよいよテスト走行体験!
実際に新商品のスタッドレス「ハッカペリッタR3」を装着した車を運転しました。
ノキアンタイヤ ハッカペリッタR3試乗の様子↓
日本の冬道では出さないスピード走行で少し恐かったですが、タイヤのしっかりしたグリップ感を体感できました。
ホワイトヘルでのノキアンタイヤ ハッカペリッタR3SUV 試乗の様子↓
下の写真は全長700mにおよぶ屋内施設。世界トップクラスのアイス全天候型 直線試験路。様々な温度域の凍結路面を再現してテストしています。
凍結路面で滑ってみても予測できる所でキッチリ止まってくれました。
ホワイトヘルには他にも林道を走るコースもあり、圧雪、シャーベット、凍結など、路面での走行で、ノキアンタイヤの性能が良く分かりました。でも、ノキアンタイヤの性能はこれだけじゃないんです!
通常は夏タイヤから冬タイヤに履き替えると、どうしても燃費が悪くなります。けれどノキアンタイヤはスタッドレスでも燃費が悪くならないので、エコタイヤとしての性能もあります!実際に郡山で装着したお客様で、今まで履いてた国産スタッドレスタイヤより、リッター5kmほど燃費が良くなった話も聞きました。今では、ほとんどの車が燃費に配慮した車になっているので、乾燥路面での走行性能と摩耗にも強いのはタイヤ選びのポイントになりますね。
サイズも14~21インチまで幅広く展開しています。品質の高さから、数多くのヨーロッパ車メーカーが、ノキアンタイヤを承認、推奨を獲得してるので、輸入車ユーザーにもおすすめです。
ハッカペリッタR3 タイヤ紹介動画↓
承認・推奨自動車メーカー
BMW・メルセデスベンツ・テスラ・ジャガー・ボルボ・ミニ・ランドローバー
いずれも錚々たるメーカーですね。
ノキアンタイヤのSUV車モデル「R3SUV」は、タイヤの側面に防弾チョッキに使われる「アラミド繊維」が使われ、万が一、縁石などにタイヤを引っ掛けた際も、側面が破れづらい構造になってます。
実験の様子はこちら↓
フィンランド最後の朝
フィンランドではスタッドレスタイヤを履く期間が長く、ほとんどの車がノキアンタイヤを履いていました。
まだまだ紹介しきれていない写真もたくさんありますが、とても充実した研修旅行でした。関係者の方々、本当にありがとうございました。
そして、この記事を読んでいただいた皆さんいかがでしたか?
日本以上の極寒の地でテストされたタイヤなので東北の冬にも自信をもってお薦めします。タイヤ倶楽部 郡山は福島県内でノキアンタイヤの品揃えが最も充実しているので、今年の冬はノキアンスタッドレスタイヤにしたいという方は、ぜひ、お越しください!
その他のフィンランドの出来事↓
初めて訪れた北欧でしたが、フィンランドの人は日本人に対しても親切でした。道に迷った時は、身振り手振りを交えて教えてくれました。
こちらはヘルシンキのランドマーク「ヘルシンキ大聖堂」。
岩盤をくりぬいてドーム型の屋根を被せてつくられた「テンペリアウキオ教会」。さすがデザインの国の教会ですね。
食事面ではサーモン料理がとにかく豊富。下の写真はフィンランドの名物料理サーモンスープ。じゃがいもとセットになっています。
その他の色々なサーモン料理。肉料理はトナカイ肉が多く、映画「かもめ食堂」で一躍有名になったシナモンロールはフィンランドのカフェの定番メニュー。
イヴァロにあったこの雪の建物の中には雪で出来たモニターがあり、オーロラについて紹介しています。
実際この地ではオーロラを見ることができ、私もかすかにですが初めて緑色のオーロラを見ることができました。かろうじて撮れたオーロラ写真!
初めての犬ぞり体験。北極圏にあるテストコース付近は真夏は白夜になり、真冬は太陽が昇らない日もあるそうです。フィンランドでは夏の期間が短いので、夏場はハイキングをしたり自然を満喫しながら過ごすそうですよ。