ヲ面ライダーV-ツイン ヒストリー

ヲ面ライダー(番外編)  神の名のもとに・・・争う世界・・・

剣闘士になるべく厳しく辛い訓練の日々・・・
ツインは、その頭角を現す・・・弱い者に、死あるのみ。
幾多もの闘技に勝利したツイン・・・群衆は、彼を英雄と讃えた。
・・・その日・・・が来た・・・今日、勝利すれば、晴れて自由の
身・・・ローマ皇帝の前で、堂々と自由を得るのだ//
「アベル兄さん、僕に力を・・・」ツインは祈る。
「ここが、コロシアムか、」凄まじい数の群衆に息をのむ・・・
皇帝の祝辞と共に最終闘技が始まる。
一瞬、群衆のざわめきが静観えと変わり・・・
「我らが英雄、ツインよ、今宵はローマのために、戦うのだ//
されば、永遠の自由が手に入るだろう、今宵は、最後の英雄に
ふさわしい舞台を用意した。剣闘士七対七による闘技に加え、、
虎を3頭放つ、生き残りし勝者は、ローマの罪悪人に、その剣を刺し
永遠の自由を得るのだ//」
群衆が沸き返る//
闘技場中央に、十字架に張り付いた黒いマントの男が・・・・
「まさしく、噂に聞く百の顔を持ちローマ帝国の崩壊を唱える、
邪悪な罪人。」
最後の面装具と剣を握り締め自由への扉が開いた・・・・
仲間の剣闘士が次々と虎の餌食になる・・・・・
気が付けば、劣勢に追い込まれた・・・まず、虎から・・・
群衆が沸く//・・・いつしか・・ツイン、ツイン、、ツイン、、
ツイン、、、、、・・・・・コールの中・・・頭の中で。。。。
・・・声がする・・・・
「ワレ、コレヨリ、カミト、アガメシソンザイ、ワレノ、タマシイ、
ソナタのメンに、ヤドリシ、チデ、チヲアラウ、アラソイ、タエヌセカイノ
ソウゾウ、ハメツエト、ミチビキ、神の名のもとに・・・・」
「今宵の勝者ツインよ、群衆に聞くがよい」
「この邪悪な罪人を、生けるか//それとも英雄ツインによる死なのか//」
殺せーー//・・・殺せ、、殺せ、殺せ、、、、殺せ//ツイン//
群衆の裁きを受けるがいい//「ズバッ//」
十字架の黒マントの男の心の蔵を貫いた//
///
・・頭の中で・・小さく聞こえた・・・・ツイン。。
「弱虫だったツイン。。随分、強くなった、、誇りに思うよ。。」
・・・にい・さん・・なの?・・・
「アベル兄さんーーー、、」・・・コロシアム闘技場を雷雲が覆い。
黒マントの頭上に一筋の光が差し・・・十字架と共に・・・・・
・・天高く・・姿を消した・・・
群衆は静観の中・・・闘技場を後にする・・・残されたツイン・・・
雷鳴と雨の中・・・泣いた・・叫んだ・・・・
「兄さん・・・自由って・・なんだ・・・力って・・なんだ・・生きる
って・・・なんだ・・・・・・」
「教えてよーーーー//・・・アベル兄さんーーーーー//」
次回、ヲ面ライダー(番外編)  英雄の末路・・・理想郷を求めて・・・