MCS合格までのプロセス(教科別勉強法)

下記の勉強法は私個人の体験に、MCSの数多くの生徒がセンター試験(共通試験)40%~60%→60~90%を達成した【これだけプロセス】です。

まず有名教材を詳しく対面講義(モチベーションアップ)で、足りない部分を解説動画で理解します。理解できないときは個で対応します。深く理解したものを反復すれば間違いなくこれだけで合格できます。

何度見ても何科目見ても、しかも個別質問対応、確認テスト付き、面接・小論文対策付きで業界破格値の定額 月¥34,000です。

対面講義モデル


19~20:30
やっておきたい長文(河合出版)
20:30~22
数学3C 青チャート


19~21:30
数学1A 青チャート、理科


19~21:30
数学2B 青チャート、理科


18:30~21:30
共通試験演習(国、数、英、理)、模試/大学過去問演習


19~
必要な講義を不定期で開講

<勉強法>

100人中90人以上に有効な勉強法は、

【①網羅系の問題集を深く理解して反復→②全国模試、共通試験予想問題、過去問で演習】

・①について(深く理解するとは?反復する意味とは?)

深く理解したとは、
1:大切なことは何かを説明できること(設計図)
2:最初から最後まで途切れなく説明できること(論理的)

感覚的には頭に設計図ができて、それを元にすらすら進められること。完全コピーして覚える感覚ではない。理解できたの判断は【人に最後まで途切れることなく説明できるかどうか】です。文章読解なら、①テーマ②論理構成(例えば問題提起→原因→解決策/小説なら場面の変化)③主張④解答の根拠が言えること、間違いの選択肢はなぜ間違いなのか言えることです。学習最後に、1、2を声に出して整理することも有効です。

次に反復する意味は、せっかく時間をかけて深く理解しても、この段階では余裕がないので時間がかかるし、すぐに忘れてしまう。皆さんは部活動で新しく身につけた技を1回やっただけで試合に出るのですか?仕事の研修で1回聞いただけで現場に立ちますか?どうなるかわかりますね笑受験も同じです。実践で使えるレベルまで定着させてください。そうすると1を10にできる領域に到達できます。

復習について塾のグループLINEに載せてあるものです↓↓↓

・②について
入試、模試、過去問は、

1:網羅系問題集と同じ問題
2:一見見たことないけど、網羅系問題集で学んだ基礎・リード文の設定・前問誘導を統合して答えに辿り着く思考問題

に分類されます。②のステージでは、2の思考問題に対応する力を上げること、時間配分、解ける問題を見抜く目を養います。

<モチベーション>

スタプラというアプリがオススメです。自分の教材や勉強記録をつけられ、同じ志望大学の受験生がどれだけ勉強して何をやっているかがわかりますMCS推奨テキストはどの受験生でも恥ずかしくないものばかりです。

それでは科目別に①②でやっていく教材と心構えを説明します。

①英語

step1

過去問を見て文法、長文、英作文のどこに労力を割くかを判断してください。単語、長文は全員です。

【単語】:学校配布の単語または鉄壁(接尾辞、接頭辞がたくさんありイチオシ・角川学芸出版)

1 見る
ざっと50~100語を見るようにします。目安なのでこつこつやるなら20語、30語でもよい。覚えようとすると時間がかかります。ここで大事なポイントは、「認知」することにあって、「覚える」ことではありません。

~東大首席弁護士の山口真由さんも下記のように述べています。

「大抵の人間同士は、いきなり親友にはなれません。
最初は単なる「知り合い」です。「認知」は、この「知り合い」の状態を作ることを意味します。少しずつ頭に情報をすり込んで、書かれていることと「知り合い」になっていくのです」

この考え方はどの分野にも使えます。このとき発音記号に自信がない人は、一周目で音声教材を使ってイメージと違う発音はカタカナで書いておきましょう。
3周までこの「認知」作業を続けます。
*発音記号がわからないなら調べて理解した方が良い

2 分ける
次に分ける作業をします。
わかる単語、わからない単語を分けます。見分けるポイントは、「1秒で意味が言えるか」です。1秒以上かかってしまう場合は、わからない単語に分類し、チェックを入れていきます。これで4周目です。

3 覚える
知らない・わからない単語をピックアップしたら、はじめて「覚える」作業をしていきます。赤チェックシートで隠して、意味が言えるようにチェックしていきます。

*回数は目安です。

最初は魅了する/引き付ける→attract、attract→魅了する/引き付けるでよいですが、最終的には例文を何度も読んでイメージを頭に刷り込み、attractはattract、【英語を英語で理解できる】ようにしましょう。繰り返しになりますがこのレベルになるには毎日習慣化することが大切です。1日10時間やってあとはやらないより、コツコツ30分でも毎日続ける方が効果あります。

鉄壁にはattract、extractの【tract】は引くという意味、atは~の方(対象)、exは外へ。だからattractは~へ引くだから~を引き付ける、魅了する、extractは外に引くだから~を抜き出す、抽出する、という解説があります。単語の実力が数倍になりますが、学校の単語学習に加えて鉄壁はきついので、塾の長文講義の中で紹介していきますので、学校の単語集の最初か最後の空いてる所に接頭辞、語根の意味を書いて単語情報を一元化しましょう。

[注意]何冊も単語をやるのは効率悪いです。反復できません。標準1冊、難関大学志望者は発展1冊で十分です!

【文法・語法】→英文法語法1000(桐原書店)・スクランブル、ネクステージなどをどれでも良いので力がない人は、まず解説を熟読して、1問1問大事なことを理解して覚えます。このとき、仮定法がわからなかったら、文法参考書やスマホで調べます。それでもわからないときは、問題集を配布した学校で質問してください。きりがいいところで、身に付いているか実際に問題を解いてチェックします。できなかった問題はもう一度覚えて、また読み直して確実にマスターします。瞬間的に文法問題を解けることが最終目標です。[注意]分厚い文法書をマスターしようとするのはコスパが悪すぎるのでオススメしません。

*難関大学志望者は、塾のポレポレ英文解釈の倒置、省略の解説を受けてください。

【長文】→①やっておきたい長文300②パラグラフリーディングのストラテジー国立大編中文のみ(説明、和訳問題)(河合出版)/③パラグラフリーディングのストラテジー私立大編(空欄補充、正誤問題)(河合出版)④過去問

塾の解説を聞き、全ての単語、英文構造、テーマ、論理展開、主張、解答の根拠を理解した文を何度も読んで単語と同じように【英語のまま、前からまとまりで(左から右に)理解できるようになること、英語で思考できること】が目標です。塾の解説を聞けば英文解釈で有名な西きょうじ先生のポレポレのスキルをマスターできます。【文の大切な箇所、仕組みの読み取りは、現代文講義で解説したことを念頭に置きましょう(抽象部→具体部、繰り返されるワード・センテンスはキー)】。難解な英文ほど、時間が限られた実践では全部頭にすらすら入るわけではないので、評論で指導した抽象と具体の行き来等、評論で指導したことが使えます。【文章の読み方を知らないと、英文も読めません!】

【これだけルート】
・3年全統模試偏差値50~55の国立、私立大なら(共通試験60点)
① →②(中文)③(③スタンダードまで)→④過去問

・偏差値60前後以上の国立私立大(河合塾)なら
①→②(中文)③(スタンダード、ハイレベル)→④ポレポレの倒置、省略→⑤過去問

*②③をやる目的は、和訳・説明問題、空欄補充問題、内容一致問題を漠然と解くのではなく、明確な根拠を持って解けるようになること、④の目的は難解な英文解釈のテクニックを身に付けることです。①~④で全ての大学に必要なスキルは身に付きます。⑤の目的は、受験する大学が出す英文レベル・最新のテーマに慣れること、時間配分を決めることです。

【英作文】→ドラゴンイングリッシュまたは竹岡の面白いほど英作文が書ける本(ドラゴンより丁寧、詳しい)のどちらかを文法同様、問題を先に解かないで解説を見て覚えるべきことを書いて覚えます。そして日本語をこういう風に言い換えて書くのだなとか味わいながら勉強してください。例えば【誰でもストレスがたまりやすい】をEveryone tend to have a lot of stress.と書く人がいるでしょう。しかし竹岡の英作文には一般論、個人の体験はyou、everyoneは全員でこの場合強すぎる、しやすい→多い→しばしばだから、You often have a lot of stress.という解答もあります。なかなか~しやすい、多いをoftenで書ける生徒は少ないですよね。誰でも訳せるのにね。これも何度も繰り返して、和文を見ただけでその付随する学び(フレーズや言い換え)が瞬間的にわかるくらいまで繰り返します。

【リスニング】→共通試験過去問
*単語、やっておきたい長文300をマスターしてからやってください。

単語や英文解釈、長文を何度も学習したのに聞こえてこないですよね。それは文になるとリエゾン(単語同士が繋がる)やリダクション(単語の一部欠落)等で単語1つ1つの読みとは異なるからです。しかも国によって癖がある!しかしある法則があります。まとめたプリントがあります。また、スクリプトを見ながら聞いて、思っていたのと聞こえ方が違う所は塾の解説を見直したり、スマホで調べてください。

やり方は①問題を解く→②納得するまで聞き込む(解答は見ない)→③スクリプトを読む、本文の文構造、単語チェック、すらすら英語で入ってくるまで読む→④スクリプトを目で追いながら聞く。先述したようにイメージと違う発音は調べると出てくるので書いておくと良い。欠落したり繋がったりしていますね。→⑤音声とスクリプト見ながら、修正した読みで音読する→⑥スクリプト見ないでシャドーイング(聞こえた後に続いて)

*共通テスト解説動画あり

②数学

step1

青チャート(網羅系)
以下の①~③を意識して進めてください。
①その問題の新しい公式やポイントは何か?
②最初から最後まで説明できること(1本の筋道ができること)
③1題5分以内(問題によっては10分)で計算ミスなくできること

【塾の解説はチャート以上に詳しいです。他の問題集もやっていないとわからないところまで詳しく解説】しています。

・練習問題の扱い方ですが、例題と違うと感じたらやるべきです。解説動画に載せている練習、エクササイズは必要なので全てやりましょう。またチャートの再生リストに、関連する他の問題集解説も載せていますので、難関大学志望の生徒は問題もらってやってください。

step2

東北大理系15ヶ年、全国模試、大学過去問
(新潟大学以上の2次試験、MARCH以上の私立)

目的は思考問題の訓練です。かなりの良問なので見たことない思考問題を出題するどの大学受験生にもオススメできます。勉強法で書いた②の対策です。

step3

共通試験予想問題集・大学過去問
勉強法②で書いた対策です。

【これだけルート】
・偏差値50前後、数学苦手赤点回避ならstep1(チャート時計2個まで)→step3

・共通試験平均前後、偏差値50~55前後の国立私立大なら
step1(チャート時計3個まで)→step3

・難関国立大、偏差値60以上の私立ならstep1(チャート時計5個レベル)→step2→step3

*理科は新課程教材が出版され次第随時更新していきます。

③化学基礎、化学

理論化学
step1

化学の新標準演習第3版(三省堂)
①要点解説ページ→②語句チェック→③例題→④標準問題(必)→⑤標準問題(必以外)→⑥発展問題

・定期6~7割①②③
・定期8割~①②③④(必)
・定期で10割①②③④⑤
・難関大学、全国模試で8割~①②③④⑤⑥

*安積以外では、①②③だけでもそれなりに得点できます。
科目の特性上最初わかりにくいので、諦めずに聞いてください。3~5周しないと整理されない生徒も多いです。
定期の基礎(文系も対応)から上位大学すべての志願者に対応できる一冊です。解説動画を利用して、早く理解していきましょう。また計算のテクニックも盗んでください!

無機化学
step1

福間の無機化学(旺文社)→重要問題集(工業製法)

化学反応式の作り方や覚えるべきポイントのまとめ方が最強です。解説動画を見て大切な事を高速で身に付けて反復。重要問題集の工業的製法で計算にも慣れる。

有機化学
step1

鎌田の有機化学(旺文社・~偏差値60、共通試験のみ)
よくまとまっていますが、受験生レベルでオーバーワークな箇所があるので、まずは解説動画に説明している箇所、問題をやろう。

有機化学演習(駿台文庫・偏差値60~)
難関大学で二次試験にある場合は例題をやりましょう。鎌田の再生リストの中に、鎌田と重複しない必要な問題をアップしてるので、時間がない生徒はそれやるだけでオッケイ。

step2

東北大学の化学15ヵ年、全国模試(有機化学構造決定演習)

step3

全国模試、共通試験予想問題、大学過去問演習

④生物基礎、生物

知識問題と実験考察問題(パターン型と全く未知な問題)にわかれます。

step1(~偏差値70)

大森徹の最強講義(文英堂)で知識を習得します。これも素晴らしい本ですが自力では難しい。録画講義をしっかり聞いて何度も読んでください。解説動画に生物基礎と生物の再生リストがあります。一般受験生が初めて聞くような話題もわかるようになります。最強講義解説リストの中に重要問題の解き方をアップしてるので問題取りに来てください。一単元終えたら、学校ワークで用語確認、典型問題演習。上記の過程ができていれば標準問題は解けるようになります。わからなくても解説見ればわかるレベルになります。
*3月中旬より新課程発売です。随時解説アップしていきます。

step2

共通予想問題、大学過去問

実験考察問題は知識で片付けられないものがあります。たくさん解いて慣れることが大切です。共通試験は実験考察の良い演習になります

⑤物理基礎のみ

step1

漆原の面白いほどわかる本 (力学、熱力学編)

⑥理系物理基礎、物理

step1

物理のエッセンス2冊(共通試験レベル)→良問の風(国立、MARCH、偏差値60)

step2

共通予想問題、大学過去問

*新課程版が発売されたので随時アップしていきます。

⑦国語

現代文(評論、小説)
step1

「現代文を制するものは受験を制する」
私達は、日本語で理解し様々な思考をしていきます。評論にはテーマ、主張があり、それに辿り着くまでに論理的な構成があります。現代文ができるようになると各教科のみならず、大学や社会に出て自分で読んで学ぶことができるようになります。

小手先のテクニックに頼らない、本当の読み方が身に付くのは現代文と格闘する(河合出版)の第2部です。講義ではそのスキルをわかりやすく端的に解説します。例えば、抽象部と具体部を読み分ける、繰り返し出てくる文はキーセンテンス(他)。大切な部分が浮いて見えるようになります。英語にもかなり使えます。大切な部分とそうでない部分が見えるということは、強弱を付けた読みができます。
抽象部と具体部を行き来すれば、難解な文章理解にも役立ちます。

step2

読み方を理解したら、それを意識して教科書、学校ワーク、共通試験教材を使って現代文と格闘するで身に付けた読むプロセスをさらに定着させます。また社会の様々なテーマにも関心を持って身に付けていきます。自分の頭で考え抜いた文章(テーマ、段落ごとの論旨、段落ごとのつながり、全体の論旨)を学校や塾の解説を聞いてズレがないかを確認します。完全に理解したら、あとはそれらを感じながら、読み込んで定着させ、読むスピードを上げてください。テストは時間がないので、設問先読みして答えを探しながら読むのも大事。

また、英語長文・現代文に共通していますが、入試では現代で問題になっているテーマが出ます。学校の授業を利用して常にアンテナをはっときましょう。現代社会で大事なキーワードの理解にオススメは「言葉は力だ」(河合出版)。学校で配布される物があればそれで十分です。

古典・漢文
step1

英語と勉強のやり方は同じです。まず古典単語と文法(助動詞、助詞、敬語)・漢文句法を身に付けましょう。同じことが何度も出てくるので、学校の授業をしっかり受けて復習するだけで十分。学校教科書で単語、品詞分解、句法がわかった文章を何度も音読してそのまま理解できるようになりましょう。英語と同じですね。

step2

共通試験過去問、予想問題(尚文出版、学校配布)
現代文と同様です。
*過去問をやるときは平均点が110以上のものからやると良いでしょう。

推奨参考書
うまく解説されていれば学校の教材で足りると思いますが、定評のある参考書をあげると、

古典
・文法
古典文法基礎ドリル ステップアップノート30(河合出版)
(解説動画あり)

・単語
何でも可。特に読んで見て覚える重要古文単語315がオススメ。英単語と同じやり方。

漢文
・漢文ヤマのヤマ 三羽 or早覚え速答法(共通試験8割くらいで最小限の努力ならこれ)

⑧共通テスト地理

「共通テスト地理Bの点数が面白いほどとれる本」(KADOKAWA)「共通試験予想問題」

まずはその科目の本質をつかむために、講義型の面白いほどわかるシリーズをざっと読み流れや理論を学びます。さらに数回丁寧に読み込みます。地図張やデータブックで、出てきた国や都市、統計は確認していきたいですね。次に共通試験予想問題や模試過去問で演習して、抜けていた知識の確認や、学んだ理論を使いながら統計やグラフを解釈していく訓練をします。これらができれば、80%以上得点できます。

⑨共通テストのみの他社会

「共通テスト~の点数が面白いほどとれる本」、「共通試験予想問題」

⑩私大中堅以上、国立2次試験の日本史

「日本史B一問一答 完全版」(東進ブックス)

構成がシンプルで空欄補充の後に答えが乗っている形。 レベルが4段階に分かれており、これ1つでどのレベルの大学も対応できます。星でランク分けされていて3(易)→0 (難)です。偏差値60前後であれば、星3~1を学習すれば十分です。 一問一答の勉強をしていると、よくあるのが場所を覚えて解答してしまうこと。形式的にならずしっかり問題と知識を紐づけて学習していきましょう。

「石川日本史B講義の実況中継」(語学春秋社)
良いところは河合塾の人気講師である石川先生の授業がそのまま再現されていること。 細かいところもわかりやすく書かれているので合計4冊のシリーズものですが、すらすら読めます。 「石川日本史B講義の実況中継」を勉強すれば立教大学の日本史で合格できる力は十分につくでしょう。

「実力をつける日本史100題」
テーマ史20題、論述5題が入っており、さらに解説は別冊となっており、地図や表を載せた詳しい説明付き。これまで学んだ知識を再確認し、穴があれば詳しい解説で埋めていきましょう。

⑪私大中堅以上、国立2次試験の世界史

「世界史B一問一答完全版」(東進ブックス)
「青木祐司世界史B講義の実況中継」(語学春秋社)

⑫情報1

「藤原進之介の0から始める情報1」(kindle)

情報に時間をかけられないですね。市販で1番定評のあるこの参考書で基礎を身に付けてください。ある程度身に付いたら模試や共通試験予想問題で演習しましょう。この辺りは社会と同じです。