ヲ面ライダーV-ツイン ヒストリー

第3話 ・・・出会い・・・天女に、導かれ

二重の人格が出てしまう鮫島龍介、妻子は耐え切れず実家へ
帰ってしまう。
以後、孤独に生きる鮫島は自らをジョーズ(JAWS)と名を変え
魔物にとりつかれた様に悪の道を突き進むのであった。
とある日、久々に穏やかな鮫島に返った川沿いの道端で・・・
「みゃーー」「ミャーぉ」
弱々しい鳴き声が風に吹かれる。
「オチビちゃん、、親とはぐれたのかい?」
えらく痩せてて弱々しい子猫だった。
「俺ん家、来るか、、よし、じゃあ、旨いもの食べて
元気だせよ」
なにかに、怯えた子猫はベットの下に潜り込んだまま、
もう二日も出てこない・・・そうだ名を決めよう。
「マオ、、マオちゃん、、メザシだぞ、うまいよぉー」
ホッ。・・やっと出て来た・・
今日から新しい家族のマオだ。
それからのジョーズは家に帰るとマオのお出迎えに心を
洗われ癒される日々が続いた。
マオの魂に魔物は見えない、「よし、いいぞマオ。」
「こんな愛おしいマオ、おまえだけは殺せないからな」
どこからともなく声・・・コロセ・・・
「ジョーカーサマ、チカイ、V-2ヨ、コロスノダ、ゼンノタマシイ、マッサツ
スルノダ」
「うわぁーー、腕が燃える、、ううぅうぅーーぅう・・・・」
・・・「鮫島君・・負けちゃ、ダメ。耐えるのよ・・・あなたには・・
あなたにしか出来ない・・・使命があるの・・・負けないで・・鮫島君
「うわぁーーぐぐっ、、うぐぐ、負けねえ、負けねぇ、負けねえぞ、、
マオは、、ううぅ、マオはぁぁああああーーーー」
「殺させねえぞぉおおーーーー」
「マオは俺が守る」
腕の炎と激痛が消える・・・マオ・・・・
マオが眩い閃光に包まれた・・・マオ・・・
「マオなのか・・・?」
そこには一人の天使が佇んでいるかの様に目に焼き付いた・・・
「マオ・・おいおい、、、マオ・・」
「何処え行くんだよ、、マオ、、」
天女は鮫島を誘う様に姿を消した・・・
サ・ヨ・ナ・ラ・・・マオ。
「俺にしか出来ない使命っ・・・て・・・」